お知らせ

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『島へ。』 2020  10月号

『島へ。』は、島の暮らしや風土などにスポットをあてた日本で唯一の島マガジンです。

旅用の靴としてチルコロの「旅ぐつ」を紹介していただきました。

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2019  11月13日 放送のフジテレビ ノンストップ!で紹介していただきました。

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minne handmade life book vol.6 に載せていただきました。

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手仕事の品

産経リビング 2017 6月号にカムシンを載せていただきました。

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大地の顔(熊本・石鍋)

靴職人

CIRCOLO(チルコロ) 代表

吉田周平

〈本文〉

 かつて作家の樋口一葉や宮沢賢治らが住んでいた菊坂界隈(東京・本郷)。今も所々に木造建造物が残り、どことなく懐かしい雰囲気がただようその坂の下に、「CIRCOLO(チルコロ)」という名の靴工房兼ショップがある(営業日は水・土・日)。白で統一された明るい店内に入ると、そこにはカラフルでかわいらしい革靴が並び、その奥で店主の吉田周平が靴づくりに励んでいた。

 靴職人と聞くと、少年時代から靴やファッションにこだわりを持っていたのではないかと想像してしまうが、周平の場合はけっしてそんなことはなかった。むしろファッションどころか、当初は職人になることすら考えていなかったという。聞けば、その理由は周平が育った環境にあった。周平が生まれ育ったのは東京・八王子市。陶芸家の家庭に生まれたこともあって、幼い頃から工房が遊び場で、木でソリや弓矢といった遊び道具をみずからつくっていたという。しかし、家の経済状況はけっしてよくはなかった。「母は陶芸家として素晴らしい技術を持っていたが、はやくに離婚していたので女手ひとりで私と姉を育てるのに大変な苦労をしていた。その様子を間近で見ていたせいか、職人には絶対にならないと頑なに思っていた」と周平は話す。

 では、どうして周平は職人を目指すことになったのか。そのキッカケとなったのは旅行だった。「旅先の外国で新しい価値観の人や文化に接し続けていくうちに、凝り固まった価値観や思い込みから解放され、モノづくりの世界で生きていきたいと考えるようになった」という。そして「どうせなら旅に役立つアイテムをつくろう」という考え、靴職人という道を選んだそうだ。

 そう決めるやいなや、周平は27歳で当時の仕事を辞めて靴の専門学校に通うことに。卒業後は東京の靴メーカーで靴づくり、仙台の工房でフィッティングを学び、2011年にチルコロを開業した。

 現在、周平が手掛けているのはセミオーダーの革靴だ。セミオーダーとは、もともとある木型をフィッティングを経て修正し、その人に合った靴をつくる手法のこと。もちろん、その際にはお客一人ひとりの好みに応じてデザインや素材、色なども決めていく。木型を一から作成することはあまりないが、周平はひとりでフィッティングから木型の修正、デザインと型紙の制作、革の裁断、革漉き、縫製、釣り込み(アッパー(靴の上部)を木型にかぶせ成型する作業)、底づけ、試し履き、調整・仕上げといった工程をこなす。

 そのなかで周平がとくに細心の注意を払うのはフィッティングだという。「足の形は人それぞれで、甲高の人もいれば幅広の人もいるし、外反母趾に悩んでいる人もいる。だからこそ、フィッティングの際に足の採寸や関節の可動域などを徹底的に調べ、場合によっては足の型などもとるようにしている」という。しかし、お客の足と同じ形の木型をつくり、ピッタリとフィットする靴をつくったとしても、かならずしも満足してもらえるわけではないというから大変だ。「たとえば外反母趾の人の場合、あまりに足にフィットした靴に仕上げてしまうと、外側に出っ張った骨が引っかかって、靴を脱ぐのに苦労することになる。そこで、革の釣り具合を調整し、骨が当たる部分の革が伸びやすくなるように仕上げるといった工夫を凝らしたりしている」という。また、履き心地の好みも大切にしなければならない。「お客によってジャストサイズが好きな人もいれば、ある程度、余裕があったほうがいい人もいるので、そのあたりもヒアリングや試し履きで調整しなければならない」と。

 もちろん、こうした調整がきくのはオーダーならではの魅力。とりわけ周平の丁ねいな仕事ぶりははやくも多くお客に支持されている。「足腰を悪くしたおばあさんの靴をつくった際には、あとでその方から『あなたの靴のおかげで、行きたかった温泉に行くことができた』といってもらえた。モノづくりで人の役に立てることを実感できたし、なにより旅に役立ててもらえたことがうれしかった」と周平は微笑む。

 情緒あふれる菊坂の一角で、靴を介した職人とお客のふれあいが今日も交わされていることだろう。

(敬称略)

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「これまでに何回か母の靴を手掛けることもできた。苦労をかけた母に、モノづくりという形で恩返しができて本当によかったと思っている」と目を細める周平

 

 

 

産業栽培メディア コロンブス 2017 2月号

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BUNKYO SENTO 2015

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chiocciola (キオッチョラ)。
「カタツムリ」という名前の、Coin Wallet です。
手のひらに、ちょこんと乗るかわいらしいサイズです。

このコインケースは、ワークショップを考えております。

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