素材(マテリアル)についてのページです。
ヴァケッタレザー・ミネルバ・ボックス(Minerva Box) Italy
創業45年以上を誇るバタラッシ・カルロ社は、イタリア古来の植物タンニンなめし革ヴァケッタ(vacchetta)の製造を専門にしています。
効率優先のため、現在の多くの革は合成油・魚油を使い、機械化の導入をたどる一方ですが、バタラッシ社の場合、時代に逆行するかのように伝統的な革づくりを貫いています。
植物鞣しの起源は先史時代に遡りますが、独特の作業工程は、樹木(栗やケブラチョ)のタンニンをベースとし、時間をかけて鞣された革に、牛のすね骨や馬蹄足を煮沸して採取した純度の高い所謂「牛脚油」をゆっくりと加脂していきます。浸透しにくい油を使うことにより、オイルが抜けにくい革ができあがります。
40日かけて革の個性や特性をもっとも自然の状態で伝えることの出来る革に鞣しあげます。
タンニン成分は時と共に革に暖かみと深みのある色合いを与え、牛脚油を含んだ革は手触りの良いしっとりとした柔らかさを維持し、初めはマットな風合いですが使うほどに透明感の高い艶をだしながら、独特で同じものは2つとない経年変化をもたらします。
革そのものが、私たちの生活の痕跡と同化して、愛着をましていきます。
ボックスカーフ アノネイ社 Franse
生後3~6ヶ月の仔牛の革にクロームなどを施した革の一種です。なめし液の中に浸ける時間が約2時間と短いので硬さが残る反面、適度なハリがあり、特殊加工による仕上げを施してあるので革表面がとても均一に整った状態となっている のが特徴です。適度な”艶感”が作られているのも大きな魅力で、一般的な”牛革素材”が 「素朴さ」が魅力となっているのに対して、”ボックスカーフ”は「上品さ」と「センシィティヴ」な 風情が特徴のキメの細かい肌合いの革”になっています。
手間と技術を要するものの素材としての価値感はとても高いものと なっており、牛革素材の中でも最高級に位置づけられる革素材として、高級皮革製品に 使われています。
シルキー
革の床面(裏側)を素材表として使う「ベルベット」革になります。
シルクのように上品で質感がよく、細かく起毛されていて柔らかくしなやかです。
起毛素材ならではの発色のよさと、足あたりの良さが特徴です。
シープ(羊)もしくはカーフ(仔牛)です。
マニッシュなデザインの靴をシルキーでつくると、とってもかわいいです。
ブライドルレザー England
ブライドルレザー(ブライドルとは馬具のこと)とは牛革の皮革をナチュラル・タンニンなめしでなめされ、蜜ロウ、タロウ、植物性油などのワックスを最終段階でアイロンや手などで革の表面に塗り込んだものです。イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法で、堅牢さと美しい光沢が特徴です。表面に白く浮き出ているのはロウで「ブルーム」と呼ばれており、ブライドルレザーの証でもあります。使用するうちに徐々にブルームが取れ、美しい光沢のある表情へ変化します。高級感とともに、堅牢さも感じられるブライドルレザーは、かつて英国で馬具などに使われていた皮革で、適切なお手入れと気遣いで、何十年もの使用にも耐えられる皮革となっています。
【 Joseph Clayton & Sons.Ltd 】bridle leather clayton
クレイトン社は英国ダービーシャー州に所在する160年の伝統を誇るタンナー(皮革工場)。
米国への移転など様々な歴史を乗り越え、現在は所在地に戻り、英国伝統の皮革を取り扱っています。
クレイトン社のブライドルレザーは、最上級部位であるベンズ部位(背中からお尻にかけての部分)を 使用しているため、きめの細かい繊維質が特徴です。
裏革 Japan
足に直接あたる裏革は、汗を吸いやすく、摩擦に強い牛革を使っています。革の表面に塗料(顔料)などを塗っていない素上げといわれる方法でつくられており素材本来の風合いの良さもあります。国産の原皮を国内のタンナーが鞣しあげる、完全ドメスティック製品です。
その他
その他にエナメルなどあります
LINARA(リナーラ) England
柔らかなピーチスキンフィニッシュのコットン・リネン素材で、堅牢度に優れ・発色の美しさを表現できる染料「スレン」を使っています。特殊な表面の起毛加工は毛玉ができにくく、また後染めの後起毛することにより立体感が生まれ、シルキーでソフトな肌触りとリネンのもつ清涼感を引き立ててます。天然繊維のもつ優しさと強度があり、「心地良さ」と「美しさ」を兼ね備えた、本物のファブリックです。
7色からお選びいただけます。
ROMO(ロモ)
1902年、イギリスのノッティンガムで家具製造ビジネスを営む小さな会社として始まったロモは、厳選されたテーラーやデザイナーを通じて世界中で販売され、高級インテリア商材の国際的ブランドとして広く評価されています。
cotton 63% linen37%
minä perhonen ミナペルホネン Japan
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ファッションデザイナー皆川 明さんが設立したブランド「ミナ・ペルホネン」。北欧テイストのテキスタイルがすごくかわいくおしゃれです。
テキスタイルのデザインは常に変動していますので、ご来店になってご確認くださいませ。3~4種類ほど。
こちらはmina perhonenの生地を使っていますが、あくまでも私ども個人の作品になります。なお、生地の商用使用が可能かどうかはmina perhonenに問い合わせをしてあります。
フィンランドバーチ Finland
環境先進国、フィンランド・KOSKISEN社のフィンランドバーチ合板。ホワイトバーチ(白樺)とも呼ばれ、気温が氷点下30℃にもなる北欧の冬期を幾年ものその厳しい環境の下、しっかりと育成されたされた樹木は、日本の白樺よりも硬質で木目が詰まり密度が濃い性質を持ちます。
断面はまるで洋菓子のバウムクーヘンのように均一で美しく品格がありながら、かつ強度もあり強靭で、高級北欧家具やクラフト製品、ハイエンドの音響製品などに使われています。
12色のカラーサンプルから選んでいただけます。
木目の表面は蝋で仕上げ、しっとりとした輝きがルームシューズやリナーラ、ミナペルホネンなどの素材と相性が良いです。
環境先進国フィンランドのKOSKISEN社は、工場の消費電力を全て自社で賄っている最先端の工場を持つ会社で、1本の伐採につき4~5本の植林を行っています。
手縫い糸 Japan
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77色の中からお好きな色を選んでいただけます。
染色後、堅めの蜜ロウを塗ることにより、ステッチがゆるみにくくなるようしてあります。
また、縫い目が膨らまないように作られている糸なので、お財布をポケットの中などに入れてご使用される際も、摩擦が起こりにくく長持ちいたします。
太さが、1.0ミリと1.2があります。
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ソール ・ヒール・靴底 Italy・Belgium・Mexico・Germany
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チルコロでは、ソールやヒールをひとつひとつ手でお作りしています。
ソールの素材は、ゴムのタイプ(ラバーソール)と革からお選びいただくことができ、ソールに革の装飾をつけることも出来ますが、つけずにシンプルに仕上げることも出来ます。
ヒールは、4.5ミリ厚の革を積み重ねて作ることにより、通常使われるプラスチック製のヒールにくらべて、歩行時の衝撃を緩和する効果が期待できます。
ナチュラル色でお作りした場合には、蝋で仕上げたしっとりとした輝きと、革の持つ風合いが生かされて特にきれいに見えます。
vibram Italy
長時間歩く用の靴には、ビブラムソールもお選びいただきます。耐摩耗性、耐性、防滑性、程よい剛性感と粘りある踏み応えがあります。種類により特徴はいろいろありますが、いずれも機能的・安全性の高い製品で、用途により選んでいただけます。
ビブラム社(Vibram)は、登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani) により、1937年創立されました。彼は、登山家である彼自身の経験から、厳しい環境の中でテストを繰り返して、多種多様の高品質なラバーソールの開発に従事しました。
riri(リリー) ファスナー Swiss
左からK・F・T・L・G・Hスライダー
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ririは70年以上の歴史があるスイスの老舗メーカーです。
機能とデザインの両面にこだわったzipperは、ヨーロッパの土壌が育てた美学があり、金属の持つ質感や造形美、開け閉めするときの金具が擦れる音が圧倒的な存在感を持っています。
靴ひも waxcord Japan
MOKUBAの靴紐をご用意しております。
wax cord(ワックスコード)は、ロウ引きされた靴紐で、30色からお選びいただけます。平紐と丸紐があり、蝋のマットな輝きがカジュアル過ぎない雰囲気を出しています。 cotton 100%
knit(ニット)は、6ミリ幅で、48色からお選びいただけます。ループ状の編みが、シルキーのような起毛素材に合わせていただくと相性が良いです。 cotton 100%
MOKUBAは、1967年に創業した高級リボンの世界的なトップメーカーで、5万種近くの多種多様なリボンを扱っている日本の会社です。シャネルやプラダなどの一流ブランドでも使用され、海外にも多数の支店があります。
上記以外にも、紳士用の靴紐がございます。
シルバー silver ボタン Japan
Walletなどに使われる、ボタンは92.5シルバー(スターリングシルバー)を選んでいただくことも出来ます。
時間と共に黒く酸化していきますが、真ん中の一番擦れるところは輝き続け、黒く酸化したところとのコントラストが、クロムメッキにはない質感を生み出します。
通常のポリッシュタイプ以外にもマットなホワイトタイプ(白シルバー)もございます。
18金メッキタイプもあり、ゴールドならではの高揚感と気品があります。どの革のどの色にもよく合います。